映画【パッセンジャーズ】
飛行機事故の場面から物語は始まる。
どっか違和感や、
question、
気持ち悪さを観てる人に感じさせながらもストーリーは進んでいく、
最後にその違和感や気持ち悪さが解消される。
伝えたい事は今、伝えておこう。
解決出来ることは今、
解決しておこうと想わせてくれる映画です。
伝えたいことは今、伝えておきましょう。多くは感謝なんだろうけど、それ以外でも
そういうメッセージを感じさせてくれる映画です。
映画【アフタースクール】
心理学でルビンの杯ってありますよね、
杯を見たら顔が見えなくなり、
顔を見たら杯が見えなくなる。
でもどっちも同じ空間に存在してるっていう、
先入観とか認識の例とかにも使われたりするけど、
それがこの映画で実際におこる。
この映画観て思ったんですが、
ネタバレにもなるしなかなか説明が難しいです(笑)
どっちかというと考えるというよりかは感じる映画に分類されるかと思います。
ルビンの杯の如く2回目は全く違う見え方になる映画。
そこで思考を停止してわかった気になるなよ、
いっぺん違う角度から見てみろよ。
っていう、
この映画全体のメッセージに繋がっている。
コペルニクス的転回っていうのかな、
だまし絵とかトリックアートみたいな映画。
非常にオススメできる映画です。
映画【アイ・イン・ザ・スカイ】
主にドローン視点の映画です。
テロリスト達が自爆テロを実行しようとしている、
それが実行された場合の死者数はおよそ80名。
ドローンからのミサイルでテロリスト達は一掃できるが同時にその近くでパンを売ってる少女の命も奪ってしまう。
少女の命とその他の命が天秤にかけられます。
これは基本的にはトロッコ問題をベースにしている映画です。
トロッコ問題とは
ある人を助けるために他の人を犠牲にすることは許されるのか、
という倫理学の思考実験です。
調べれば出てくると思うので、
詳しく知りたい方は調べてみてください。
このトロッコ問題を理解しておくことはこの映画を見る上で非常に重要なポイントになります。
で、
それが可憐な少女の未来を奪うものであったなら?っていうお話です。
この映画では、
男が少女にあたり、
5人がテロリストに自爆テロで殺されるかもしれない80名です。
トロッコ問題みたいに、
作業員とか太った男とかだったらわかりやすいけど、
事はそう単純じゃなくて、
こんな感じで色んな要素が複雑に絡み合う。
でも、
なんとか答えは出さないといけない、
どちらかの答えを。
映画でも軍事的には、
政治的には、
倫理的には、
議論が交わされながら進んでいく。
大佐(ヘレン・ミレン)が軍曹に絶対無理なのわかってて、
任務遂行の為ミスリードを誘うシーン(45%なら少女を犠牲にしてテロリストにミサイルぶち込めるので、圧をかけて45%と無理矢理言わせたりするシーンもあります。
ですが最終的には
ドローンからのミサイル(ヘルファイア)がテロリストに向けて発射されます。
ライフル、ライフル、ライフル、着弾まで50秒…。
この部分の演技がうまく
ここ結構キツいです…。
少女がフラフープで遊んだり、
映画の伏線としてわざとそうしてるんですが、
ドローンのパイロットの2人もそれ見てホッコリしてるんだけど、
観てるこっちも、
笑顔が可愛すぎて感情移入してしまいます。
映画【フューリー】
ブラピは荒い中にもどこか気品さを感じさせる軍曹の役。
荒くれ者の乗組員達を束ねている。
そこに1人の戦闘未経験の青年が配属される。
終わりのない戦争の現実と残酷さ。
精神的にも肉体的にもギリギリの場面が結構キツい。
そんな状況下では剥き出しの人間性みたいなのが出てしまう
戦争とは人を殺すということ、
殺らなければ自分も含めた誰かが殺られるということ、
そしてこれは現実だということを主人公の青年は否応無く知っていく。
ドン(ブラッド・ピット)は荒い中にも気品さのようなものを感じさせる。
戦争・戦車映画だからガルパンみたいな戦車戦も出てくるんですが、
てかそっちがメインかな、
ホントに装甲の薄いとこ狙うんですね、
ガルパン(ガールズアンドパンツァー)にも出てくるけど。
英雄って生き残った人じゃなくて、
死んでしまった人の中にいるんだと感じさせるラスト。
映画【ゲット・アウト】
差別を全面に押し出した作品です。
人種差別というよりかは黒人差別。
あからさまじゃなくて、
さり気ない差別、
イヤらしい感じ。
そういうわかるか分からないかぐらいの微妙な温度の差別の方が逆に心にきたりするけど、
それがうまいこと描かれているなと感じました。
映画【草原の実験】
なんとこの映画セリフがありません。
美しい映像と役者のサイレントの演技のみで構成されている。
だからといって決してつまらないわけじゃなくて、
かなり引き込まれる場面が多い。
美しい風景も、
絵画に出てきそうな美少女も、
暖かい人も一瞬にして全てが無かったことになる、
衝撃のラスト。
そして主人公のエレーナ・アンさんが1ミリの狂いもない美少女って感じでとても美しいです。
映画【スタンド・バイ・ミー】
少年から大人へと変わるその狭間というかな、
少年なりの悩みだったり葛藤だったりがある中で背伸びしてタバコ吸ってむせたりもする、
その思春期特有の空気感みたいなのがすごく良く描かれてる。
その空気感がすごいから少年達が線路歩くシーンとかめっちゃ印象に残る。