映画【アイ・イン・ザ・スカイ】

 

 

 

主にドローン視点の映画です。

 

 

テロリスト達が自爆テロを実行しようとしている、

 

 

それが実行された場合の死者数はおよそ80名。

 

 

ドローンからのミサイルでテロリスト達は一掃できるが同時にその近くでパンを売ってる少女の命も奪ってしまう。

 

 

少女の命とその他の命が天秤にかけられます。

 

 

これは基本的にはトロッコ問題をベースにしている映画です。

 

 

 

ロッコ問題とは

 

 

ある人を助けるために他の人を犠牲にすることは許されるのか、

 

 

という倫理学の思考実験です。

 

 

調べれば出てくると思うので、

 

 

詳しく知りたい方は調べてみてください。

 

 

このトロッコ問題を理解しておくことはこの映画を見る上で非常に重要なポイントになります。

 

 

で、

 

 

それが可憐な少女の未来を奪うものであったなら?っていうお話です。

 

 

この映画では、

 

 

男が少女にあたり、

 

 

5人がテロリストに自爆テロで殺されるかもしれない80名です。

 

 

ロッコ問題みたいに、

 

 

作業員とか太った男とかだったらわかりやすいけど、

 

 

事はそう単純じゃなくて、

 

 

こんな感じで色んな要素が複雑に絡み合う。

 

 

でも、

 

 

なんとか答えは出さないといけない、

 

 

どちらかの答えを。

 

 

映画でも軍事的には、

 

 

政治的には、

 

 

倫理的には、

 

 

議論が交わされながら進んでいく。

 

 

大佐(ヘレン・ミレン)が軍曹に絶対無理なのわかってて、

 

 

任務遂行の為ミスリードを誘うシーン(45%なら少女を犠牲にしてテロリストにミサイルぶち込めるので、圧をかけて45%と無理矢理言わせたりするシーンもあります

 

 

 

ですが最終的には

 

 

ドローン・パイロット(アーロン・ポール)の想い虚しく、

 

 

ドローンからのミサイル(ヘルファイア)がテロリストに向けて発射されます。

 

 

ライフル、ライフル、ライフル、着弾まで50秒…。

 

 

この部分の演技がうまく

 

 

ここ結構キツいです…。

 


少女がフラフープで遊んだり、

 

 

映画の伏線としてわざとそうしてるんですが、

 

 

ドローンのパイロットの2人もそれ見てホッコリしてるんだけど、

 

 

観てるこっちも、

 

 

笑顔が可愛すぎて感情移入してしまいます。