映画【スタンド・バイ・ミー】における【MOTHER】の糸井重里さん【ポケモン】の田尻智さんの時代を越えた3つの関わり

ファミコンスーパーファミコンで【スタンド・バイ・ミー】のような雰囲気を味わえるRPGゲームがあるんですよ。

 

 

 

 

 

コピーライターの糸井重里さんが任天堂と共同開発した【MOTHER】というゲームです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ファミコンRPG【MOTHER】は古き良き時代のアメリカをモチーフにしてて、スタンドバイミーを思わせるセリフや場面が随所に出てきており、実際に線路の上を延々と歩くことができます。

 

 

 

 

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MOTHERは任天堂から発売されたRPGで、現在までにMOTHER、MOTHER2 ギーグの逆襲MOTHER3と続いており、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでも、MOTHER主人公の「ぼく」が「ネス」の名前で登場しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

糸井さんがはじめにゲーム制作を志したきっかけは、スクウェア・エニックスが開発した名作ゲーム【ドラゴンクエスト】に感動し、そして同時に嫉妬したことでもありました。

 

 

 

 

 

 

当時の糸井さんは、当時の日本のRPGゲームについて「剣と魔法で世界を救う」という既存のルールに縛られているという印象を抱いていました。

 

 

 

 

 

 

そしてその既存のルールからの脱却を目指して制作、開発し発売されているRPGについても全て失敗に終わっていると感じていました。

 

 

 

 

 

 

このことが糸井さんの【MOTHER】制作に火をつける強い動機となります。

 

 

 

 

 

そして「昔の古き良き時代の田舎臭さの残るアメリカ」という今までにない世界観を持つRPG【MOTHER】の企画書を作成し任天堂へと堂々と乗り込みます。

 

 

 

 

 

ですが、1980年代の当時のゲーム市場では、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ビックスリーの中のひとりである、タレントのビートたけしさんの入れたいことを全部入れたらこのゲームになったwと言われているある意味メチャクチャなゲーム『たけしの挑戦状』(攻略本見てもクリア無理で出版社にクレームの電話がかかってきまくるから製作者死んだことにしようとなったそうですwww)や

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これまたビックスリーの中のひとりであるさんまさんの謎解きゲーム『さんまの名探偵』などタレントさんの名前が入った芸能人のネームバリューで売るようなソフトが立て続けに制作されていたため、糸井もその流れを見て任天堂を訪れたのではないかと当初の任天堂は警戒します。

 

 

 

 

 

 

ですが、糸井さんは、この時代の剣と魔法という世界一辺倒のRPGゲームやタレントのネームバリューで売るようなゲームが乱立するような中で、田舎臭さや古臭ささが詰まった映画「スタンド・バイ・ミー」のような、「昔の古き良き時代のアメリカ」を舞台とした新しい世界観を待った【MOTHER】を熱くプレゼンします。

 

 

 

 

 

そして、後に【MOTHER】のプロデューサーを務めることになる任天堂宮本茂さんが糸井さんのその【MOTHER】に掛ける本気度を感じ取り開発チームを編成します。

 

 

 

 

 

 

開発は、糸井さんの「ボランティアが集まって作る、みたいな環境で仕事をしてみたい」との意向から、千葉県市原市にあるアパートで開発が行われたそうです。

 

 

 

 

 

 

そんなサークルノリというか同人誌を作るようなテンションで【MOTHER】は開発されました。

 

 

 

 

 

 

そんな温度は少し緩さがある【MOTHER】というゲームにも反映されているように思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その【MOTHER】に大きな影響を受けた田尻智さんが「自分版のMOTHERを作りたい!」といって開発されたのが初代ポケモンです。

 

 

 

 

 

スタンド・バイ・ミーをはじめにオマージュしたのが糸井重里さんであり、初代【MOTHER】で、その【MOTHER】を是非作りたかった!!と産まれた作品がポケットモンスターの赤と緑です。

 

 

 

 

 

 

 

このスタンド・バイ・ミーという映画が任天堂の【MOTHER】のオマージュとなって、その魂のようなものがポケモンの赤と緑に受け継がれているのを見ていると、任天堂RPGゲーム史にかなりの影響を与えた作品なんだということを強く感じざるを得ません。

 

 

 

 

 

 ポケモンの初期作品などにもその影響が強く出ています。

 

 

 

 

 

 

映画スタンド・バイ・ミーから【MOTHER】は生まれました。

 

 

 

 

 

 

「子ども達が死体を探しに線路を歩く徒歩の旅」は映画からゲームへとその魂は受け継がれ、そんな【MOTHER】からポケモンは生まれ、そして少年から大人への一歩となるセリフ

 

 

 

 

 

 

 

 

「テレビでえいがをやってる! おとこのこが4にん せんろのうえをあるいてる…ぼくももういかなきゃ!」

 

 

 

 

 

 

このアツいセリフは生まれました。

 

 

 

 

 

 

そして後に、ポケモン×バンプオブチキンの楽曲「アカシア」のMVには、スタンド・バイ・ミーの線路を歩くシーンが描かれているのですが、それはまた別のお話です。

 

 

 

 

 

 

糸井さんが愛していたスタンド・バイ・ミーという映画に多大な影響を受け【MOTHER】というゲームは制作されました。

 

 

 

 

 

 

そして田尻智さんが愛していた【MOTHER】というゲームがポケモンを生み出します。

 

 

 

 

 

誰かが愛しているものに影響を受けてドミノ倒しのようになって好きが連鎖していき、新しい作品は生まれます。

 

 

 

 

 

ポケモンが日本だけでなく世界中の人に愛され、続いている理由はここなのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

そして、スタンド・バイ・ミーという映画は、【MOTHER】やポケモンだけではなく、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ストレンジャーシングスやSUPER8/スーパーエイトという作品にも影響を与えています。

 

 

 

 

 

 

スーパーエイトのほうは『E.T』+『スタンド・バイ・ミー』と良く言われていますね。

 

 

 

 

 

 

ここまで見ていると、本当にスタンド・バイ・ミーとい映画は映像作品だけではなく各方面に影響を与えている凄まじい影響力を持った作品であると感じざるを得ません。

 

 

 

 

 

 

まさしく歴史に残るような名作なんだと思います。