シン・エヴァンゲリオン劇場版:||におけるマリ=安野モヨコ説と漫画家、安野モヨコさんと結婚したことで確実に変わった庵野秀明監督の心象風景
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||、シリーズ最後のエヴァとなる、ラストのエヴァンゲリオン。
庵野監督かなり綺麗に終わらせていましたね、それが良いことなのか悪いことなのかは別にして、
個人的にはTV版25・26話みたいなテンションで一発カマしてほしかった気がしないでもないですが、
そうなってたら評価もっとエグいことになってただろうし、観た人大概がふ~ん...。まぁ良かったんじゃない?みたいな可もなく不可もなくみたいなテンションだから恐らく丸く収めた終わり方で良かったんだろうなと思います。
エヴァ、オタクの人生を根こそぎ持っていってただけあってシン・エヴァンゲリオン公開後、ブログ、note、Twitterなどに凄まじい数の考察が投下されました。
読んでたらなんだか呪詛まじりのものもあるからオタクの人生のリソースをかなりの割合で侵食していたある意味タチの悪い作品でもあると言わざるを得ないところはあると思いますw
そして、エヴァンゲリオンですが、ここらで終わって良かったなと思います。
これで一区切りつきました。いい加減エヴァンゲリオンはお開きにしとかないとエヴァに囚われてる人達の多さといったらありませんw
タチの悪い地縛霊じゃないんだからw
シン・エヴァンゲリオンを観られる方は出来ればTV版から全部見返してから観たほうが時系列がわかっていいと思います。
単発で観ても恐らく意味がわからないと思います。
エヴァンゲリオンという作品は、よく言われますが本当にわかりにくいですw順番に時系列で観てもわからない部分がめちゃくちゃある作品です。
庵野監督って漫画家の安野モヨコさんとご結婚されてるんですが、
その影響がエヴァンゲリオンやその他の作品にも色濃く反映されていると感じます。
庵野監督はという作品も撮っているんですが
安野モヨコさんと結婚してなかったら庵野監督は恐らくシン・ゴジラという作品は撮れてなかったと思います。
シン・ゴジラはざっくりいうと絆の物語です。
旧エヴァ時代の感性で撮れるような作品ではありません。
安野モヨコさんは監督不行届という庵野監督を題材とした漫画を描かれおり、2009年辺りから「マリ=安野モヨコ」説は囁かれていました。
安野モヨコさんてハッピ~・マニアとか働きマンとか遊廓を舞台にしたさくらんとかアッパーな感じの主人公が活躍する作品を描く漫画家さんですが、確かにちょっとマリに似てる気がします。
安野さん本人をモデルにしてるのか、安野さんが描く漫画に出てくる主人公をモデルにしてるのかはわかんないけど
さくらんは土屋アンナさん主演で映画にもなってますね。曲が椎名林檎さんで映画にめちゃくちゃハマってるなっていました。
どこかのインタビューで安野モヨコさんが庵野監督と似ているところはどこですか?と問われて、孤独なところだと答えていました。
表面ではなく、こういう目に見えない属性を分かり合えてる関係性って基本的には長く続きます。
夫婦とかパートナーとしての結び付きもより強固なものになるからちょっとやそっとのことが起こってもなかなか崩れなくなります。
一方がトラブルに見舞われたりイレギュラーが起こってもお互いがお互いを支え合えるという関係性が出来るので、庵野秀明さんと安野モヨコさんの夫婦としての関係性も強いものだと言えると思います。
そしてエヴァンゲリオンには安野モヨコさんの働きマンで主人公が作ってる雑誌の名前やシンジの部屋の文字、リツコの猫の置物など、エヴァンゲリオンのあちこちに奥さんのデザインや作品のネタが使われています。
リスペクトしすぎていて、こっちが恥ずかしくなるぐらいに庵野監督は奥さんのこと大好きなんだろうなと思います。
そら、安野モヨコエンドにもなると思いますw
シンジがアスカの裸で抜くようなイカれたエヴァを撮ってた庵野監督はもういません。そしてそれで全然いいんだ。
これが大人の終わらせ方、落とし所だと思います。
旧エヴァのあのシーンだけは今思い返してみても普通に考えて頭おかしいですよw
これからもエヴァは語られ続けるし、観られ続けます。
改めてすごい作品だったんだなと思わざるを得ない