ベルセルクの作者、三浦建太郎先生ご逝去におけるガッツの残した言葉とベルセルクの絵画のようなその密度
ベルセルクの作者である三浦建太郎先生が、2021年5月6日、急性大動脈解離のため、ご逝去されたようです。
これによりベルセルクは未完の大作になってしまいました...
ファンタジー超大作であるグイン・サーガみたいにずっと続いていくもんだとどっかで勝手に思ってる自分がいました...
そんなわけないのに...
命の火というのには限りがあって、物事には終わりが来るというのを再認識したような気がします。
スタートを切れば終わりへと進みます。
それが良いラストなのか悪いラストなのかはわかりませんが、現状最悪でも常に最善手を打ち、できるだけ良いラストを迎えられるように生きていきたいですね、ベルセルクの主人公のガッツのように。
ベルセルクは「祈るな!祈れば手が塞がる!」っていうガッツのシーンがとても有名ですし、私もあのシーンは大好きです。
ベルセルクのジャンルは人ならざるものや妖精なども出てくるファンタジーですが神への否定みたいなのは明確にあったように思います。
誰かに何かに依存したり、なんの手も打たずにただ祈ってるだけじゃ現状は打破出来ない。
自分でなんとか切り開いていくしかない。
そういう強いメッセージ性を主人公のガッツからは感じます。
でも、あのクオリティ維持するって相当な強度だったと思います。
ベルセルクって漫画じゃなくてその密度がほとんど絵画のようです。
ベルセルクの三浦建太郎先生、ヤングアニマルの巻末コメントが良く話題になってたけど、マジで漫画に命捧げてるような人でした。
何回かぶっ倒れてたみたいだし、ハンターハンターの冨樫先生みたいに、もうや~んぴ(ノ・ω・)ノ⌒()みたいなテンションでバックレかましても良かったと思うけどそういうの性格的に無理だったんだろうなと思います(汗)
心よりご冥福をお祈りいたします。