書評『すべては一杯のコーヒーから』松田公太さんのその信念
松田公太さんの"すべては一杯のコーヒーから"には非常に感銘を受けました。
今、タリーズって言ったらどこにでもあるけど、
タリーズは向こうから勝手に来たわけじゃなくて、
アメリカで飲んだタリーズコーヒーの美味しさに心を打たれた都銀出身のひとりの青年が、
何とかこのコーヒーを日本で売らせてくれないかとタリーズの会長にアポ無し飛び込みで会いに行って直談判して、
色々ありながらも何とか日本での1年間の契約権をもぎ取って、
背水の陣で7000万の借金を背負い、
銀座に一店舗目を出店し、
店に寝袋を持ち込んで寝泊まりしながら軌道に乗せ、
2店舗目、3店舗目とスタバとバトりながらも地道に店舗を増やして行き、
2001年には飲食業界最速の記録で上場させて、
16年には630店舗、
今は700店舗ちょっとあるのかな、
20年現在タリーズがどこに行ってもある状態になってる。
当時、アメリカの地で青年が美味しいと思ったそのコーヒーが完全に日本に根付いたと言っていい。
そのはじめの軌跡がこの本には記されている、
まさしくすべては一杯のコーヒーから。
オススメです